日々りんご録

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【学資作り】学資保険を利用した体験談と準備した学資の総額

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高校3年生の長女の学資保険がもうすぐ満期を迎えます。長女が0歳の時に契約してコツコツ積み立てた期間は18年。18年って長いですよね~(笑)学資保険を利用した体験談と準備した学資の総額について今の率直な感想をまとめました!

【学資保険】契約内容の詳細

それでは,さっそく長女の学資保険の契約内容についてです。

5年ごと利差配当付き学資保険(18歳満期)
  • 被保険者 長女(契約時0歳)
  • 契約者 夫(契約時28歳)
  • 18歳満期学資金額 300万円
  • 保険料払い込み額 146,430×18=2,635,740円(+364,240円で返戻率は113.82%)
  • 5年ごと利差配当付き
  • 契約者死亡時 保険料の払い込みは中止で学資が満額支払われる
  • 被保険者死亡時 保険料払い込み相当額が死亡給付金として支払われる

我が家の学資保険をご覧になってどう思われますか?

私の率直な感想はこの2つです!

「返戻率が悪すぎる~!」

「だけど学資保険を利用するのも悪くないかな。」

学資保険と18年を完走した今の気持ちをまとめるとこんな感じですが,なんと言っても返戻率の低さは泣けます。

18年もコツコツと保険料を払い込み続けて返戻率は113.82 %ですよー。

投信の積立なら上手くいけば18年で払い込んだ金額の1.5倍くらいになってそうです。

でも,学資保険を契約した当時はお金の貯め方なんて貯金くらいしか知らなくて,満期額を見て「貯金よりずっと良い。ちょっと増えるんだ!」と嬉しかったんですよ。

あぁ,若いうちに金融リテラシーを高めておきたかったです…。

ただ,こんなお金が増えない学資保険ですが,増やすのが最優先でなく純粋に保険として考えるなら学資保険はありだと思ってます。

もし子供が小さいうちに親のどちらかが亡くなってしまったら,例え共働きの家庭であっても経済的に不安があると思うんです。

こんな時、学資保険を契約していれば保険料の払い込みは終了となり,満額の学資を受け取る事ができます。

学資保険は夫婦それぞれで契約することもできるので,子供の両親のどちらの死亡にも対応可能です。

以上が学資保険を利用した率直な感想となります。

ではでは,続きまして学資保険の中身をもう少し深掘りしていきます~。

5年ごと利差配当付きの学資保険とは

我が家が契約した学資保険は5年ごと利差配当付きの商品です。

利差配当付きの保険とは,予定利率と実際の運用成果との差によって生じる毎年の損益を一定年数ごとに通算して余剰金が生じた場合,配当金として分配する仕組みの保険です。

ざっくり言い直すと,我が家の学資保険の場合,運用で利益が出てたら5年ごとに配当金がもらえるってことですね。

それで,18年間で配当金がいくらになったと思いますか?

それは0円です!!

まぁ,そんなもんですよね。

【余剰金が生じたら】なんてぼんやりとした文言を見た時点で,「これは配当なんて出ないな」と全く期待していませんでした。

18年も時間かけて余剰金がゼロなんて考えられないですが,いったいどんなカラクリなんでしょうね 笑

【学資保険】保険料と支払い方法

学資保険の保険料は契約者の年齢と支払う頻度で変わります。

契約者(我が家の場合は夫)が若いほど保険料は安く,払う頻度が少ないほど支払う保険料の総額が安くなります。

保険料の支払い方は3パターンでした。

学資保険の支払いパターン

  • 毎月払い
  • 年払い
  • 一括払い

 保険料の詳しい割引率はすっかり忘れてしまいましたが,毎月払いと年払いとの差はそれほど大きくなく,一括払いだと支払う保険料の総額が大幅に安くなったと記憶しています。

我が家は少しだけお得な年払いを利用しました。

保険料は年間で146,430円で1ヶ月あたり12,203円ほどを支払いに向けて貯めていました。

子供の進学には学資をいったいどれくらい貯めれば良いか分からなかったので,20代の夫婦でも無理なく捻出できる保険料から学資保険の満期額を決めました。

さて,3パターンある支払い方法ですが一括払いは注意点が1つあります。

契約者が死亡した際,月払いと年払いはその後の保険料の支払いを免除されますが,一括払いはすでに保険料の払い込みが済んでしまっているので免除といった特典がありません。

なので,残念ながら一括払いは契約者の死亡保障としては有効ではないのです。

まぁ,そもそも一括払いできるような方なら学資保険は不要と個人的に思います。

【学資作り】学資保険を利用しなかったケース

長女の学資作りは学資保険を利用しましたが,2学年差の次女は学資保険を利用しませんでした。

それじゃあどうやって学資作りをしたかと言うと,恐らく一番効率が悪い狂気のフル貯金です。

もう,これがほんとに大変でした 笑

寝かしてたって全然増えない貯金でよく頑張ったなと思います。

次女にも学資保険を考えましたが「保険料をちゃんと払えるだろうか?」って不安があったんですよ。

私は専業主婦で収入はゼロだったし,夫の収入もまだ若かったから今よりずっと少なかったし。

それで,次女の学資は貯めるペースをコントロールしやすい貯金にしました。

学資保険の返戻率の悪さも分かっていましたしね。

ただ,貯金だと万が一夫が亡くなった時の保障がないので早めに学資作りを終えたくて,少しでも家計に余裕ができたら全力で次女の学資用に貯金していました。

そんなわけで,長女の学資よりも次女の学資の方が早く準備できてしまったからおかしな話です。

こうして振り返ると学資保険の生命保険としての役割は安心に繋がっていたんだなって思います。

【学資作り】準備した学資の総額

長女と次女に準備した学資の総額は500万円ずつです。

準備した学資の総額

  • 長女 学資保険 300万円+貯金 200万円
  • 次女 貯金 500万円

この他に長女が浪人してしまった時のためにあと100万円用意しました。

浪人生がいるママ友の話によると予備校代は100万円を超えたとか。

浪人すると金銭的負担が増えますが,なにより本人の精神的負担が大きいと思うので現役でサクラサクとなって欲しいものです(もう親は祈るしかないです)。

ところで,娘たちが生まれた頃は学資に必要な総額がよく分からなくて,とりあえず貯められそうな300万円を目指していました。

それが,どうやら大学進学には半端ない金額が必要だと先輩ママから教わり,娘たちが小学生の時に慌てて目標金額を500万円に引き上げました。

大学進学に必要なお金とは

hibiringo.com

余談ですが,準備した学資を寝かしっぱなしにするのが惜しくて投信に突っ込み,元本割れが怖くてすぐに利確なんて事をしてしまいました 笑

してしまったので説得力ありませんが,学資を投資で運用するなら長期投資が鉄則。短期投資は危険ですね。

【学資保険は必要か】学資はどうやって準備する?

結局のところ学資作りに学資保険は必要なのでしょうか?

私は学資保険は利用しても良いと思っていて,今ならこの方法で学資作りをします。

もちろんこれは最適解ではないですし,資産運用の考え方は人それぞれです。

学資作りの方法

  • 学資保険 年間12万円を18年積み立て245万円
  • 投信積立 年間12万円を18年積み立て280万円

                合計 525万円

学資保険は返戻率113.82%,投信は運用利回り3%でざっくりと計算しています(細かい端数は切り捨て)。

私は心配性なので投資だけで学資を作るのはちょっと怖いと思ってて。

18年という長い時間ですから何が起こるか分かりません。

それで親の死亡保障がついてる学資保険も入れることにしました。

学資保険と投信の積立を併用する方法なら,我が家が実践したフル貯金や学資保険と貯金の併用より楽に学資作りができると思います。

もっとリスクを取れる方が年間24万円を投信に全振りすると18年で561万円ほどになります。

学資作りの方法は色々ありますが,自分のメンタルが一番楽なのが良いのかなって思います。

学資作りを終えて

長女の学資保険がもうすぐ満期となり,無事学資作りを終えることができました。長女が生まれて18年。学資作りを始めた時はとても長い道のりに感じましたが過ぎ去ってみると早いものでした。金融リテラシーが低かったので貯金と学資保険というお金がなかなか増えない方法だけで完結してしまったのが少し悔しいです(笑)何はともあれ,娘がこの学資を糧に自立への一歩を踏み出してくれることを切に願うこの頃です。

それでは,また!

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