本屋で目に留まった【ナショナルジオグラフィック日本版1月号】。表紙の写真が印象的で思わず手に取りました。激動の2020年を写真で記録した1冊です。
ナショナルジオグラフィック日本版1月号
【ナショナルジオグラフィック】は知っていましたが読んだことがありませんでした。語弊があるかもしれませんが、【高尚な雑誌】というイメージです。
公式ページを確認しましたが、私のイメージは「当たらずといえども遠からず」といったところでしょうか。
私の読解力では手に負えない気もしましたが、サブタイトルの「2020 写真が記録した激動の年」も気になり購入しました。
2021年になって1ヶ月が経ちましたが、【2020年】という1年が自分の中で抜け落ちてしまっている感覚が抜けません。
「停滞」の1年。何も進むことができなった1年。
こんな感覚に陥ったのは初めてです。
ナショナルジオグラフィックで2020年に世界中で起こった出来事を振り返りました。
表紙の写真
表紙の写真を見た時、何とも言えぬ緊迫感を感じました。
表紙に掲載されたモノクロ写真は、新型コロナウィルスに感染した患者の対応に追われて疲れ切り、座り込んだ2人のベルギーの看護師を写したものです。
マスクを付けたまま座り込む2人。1人は眉間にシワを寄せて厳しい表情を浮かべ、1人は目を閉じて同僚に寄り掛かっていました。
2020年を振り返る1冊
2020年について、人々が「最悪の年だ」と言うのを幾度となく聞いた。
新型コロナウィルスによる多くの死者、深刻化した人種対立、政治的な分断などに特徴づけられた、痛ましい1年であったことは間違いない。
今月号では、世界各地の写真家たちの作品を通して、2020年を振り返る。ナショナルジオグラフィック誌の133年にわたる歴史で、ある年をこのように回顧したことはなかった。
引用元:ナショナルジオグラフィック日本版1月号
ページをめくり読むうちに、【写真】が持つ力に圧倒されました。本の中から声が聞こえてきそうです。
掲載されている写真は、悲しみや混乱の現状を映していますが、そんな中にあっても人間の力強さを感じるものが多数ありました。
巻末に、新型コロナ感染防止のためずっと会えなかった2人が、やっと再開できた場面を捉えた写真があります。
とても感動的1枚でした。
まとめ
ナショナルジオグラフィック日本版1月号は、激動の2020年を記録した貴重な1冊になると思います。
本の形状が雑誌なので、何年経っても劣化しないように保管方法を工夫してして、大切に残していこうと思います。